冷蔵庫に物を詰め込みすぎると電気代が高くなる?節約につながる収納のコツも紹介!

7割収納を実践し、電気代の節約につながっている、きれいに整理整頓された冷蔵庫の中を描いたイラスト。野菜や飲み物、保存容器が効率的に配置されている。 暮らし・節約

はじめに:その電気代、本当に冷蔵庫のせいかも?

毎月の電気代の請求を見るたび、「また高くなってる…」とため息をついていませんか?特に夏場や冬場など、エアコンの使用が増える時期は仕方のないことと思いがちですが、もしかしたら、いつも使っている”あの家電”が、ひっそりと電気代を押し上げている原因かもしれません。

家電の中で、常に電源が入っていて24時間働き続けているものといえば、そう、「冷蔵庫」です。私たちの食生活を支える欠かせない存在ですが、その使い方や中身の状況によっては、想像以上に電気を消費していることがあるのです。

月々の電気代が高く感じる理由

電気代が高くなる要因は様々です。電力料金の値上がり、家族構成の変化、新しい家電の導入、そして季節による家電の使用頻度の増減などが挙げられます。エアコンや照明、テレビなどの消費電力が大きい家電に目が行きがちですが、見落としがちなのが「待機電力」や「常時稼働している家電の効率」です。

実は冷蔵庫は“隠れ電気代高リスク家電”

冷蔵庫は、常に庫内を一定の温度に保つために稼働しています。一見、他の家電に比べて地味な存在ですが、その消費電力は家庭全体の約14%〜16%を占めるとも言われています(※家庭の状況や冷蔵庫の種類により異なります)。これは、エアコンに次ぐ、あるいはエアコンと同程度の割合になることも珍しくありません。

特に、冷蔵庫の使い方によっては、本来必要な電力以上に電気を消費してしまうことがあるのです。その代表的な原因の一つが、「物の詰め込みすぎ」です。

本記事でわかることの簡単な紹介(原因・対策・節約術)

この記事では、「なぜ冷蔵庫に物を詰め込みすぎると電気代が高くなるのか」という疑問に答えつつ、冷蔵庫の電気代を効果的に節約するための具体的な方法を詳しく解説します。

  • 冷蔵庫の詰め込みすぎが電気代を上げる3つの理由
  • 今日から実践できる!電気代を劇的に抑える冷蔵庫の賢い収納術
  • 知っておくと得をする!冷蔵庫のちょっとした節電テクニック

これらの情報を知って実践すれば、月々の電気代を削減できるだけでなく、冷蔵庫の中も整理整頓されて使い勝手が向上し、食材ロスも減らせるなど、嬉しい変化がたくさんあります。ぜひ最後まで読んで、あなたのおうちの冷蔵庫を見直してみてください。

冷蔵庫に物を詰めすぎると電気代が高くなる理由

さて、なぜ冷蔵庫に物をパンパンに詰め込むことが、電気代の上昇につながるのでしょうか?その理由は大きく分けて3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

理由①:冷気の循環が悪くなる

冷蔵庫は、庫内の冷たい空気を循環させることで、全体を均一に冷やしています。しかし、ここに物がぎっしり詰め込まれていると、空気の通り道が塞がれてしまい、冷気の流れが阻害されます。

食材がギュウギュウだと冷気が行き渡らない

棚やポケット、引き出しの中いっぱいに食材が詰め込まれている状態を想像してみてください。まるで壁のように物が立ちはだかり、吹き出し口から出た冷たい空気が庫内全体に行き渡るのを妨げてしまいます。特に、奥の方や下の方に置かれた食材は冷えにくくなり、温度ムラが発生しやすくなります。

一部が冷えにくくなり、コンプレッサーが余計に働く

庫内に温度ムラができると、冷蔵庫は設定された温度を保とうとして、さらに強力に冷やそうとします。この「冷やす」という作業を行っているのが、冷蔵庫の心臓部ともいえる「コンプレッサー」です。コンプレッサーは、冷蔵庫の中でも特に多くの電力を消費する部品です。冷えにくい場所があると、コンプレッサーは温度を下げるために稼働時間を長くしたり、出力を上げたりしなければなりません。これが、無駄な電力消費につながり、結果として電気代が高くなる原因となります。冷気がスムーズに循環していれば、コンプレッサーは設定温度に達したところで運転を抑えたり停止したりできますが、冷気の流れが悪いと、常にフル稼働に近い状態になってしまうのです。これは、まるで渋滞した道路で車がアイドリング状態を長く続けたり、ノロノロ運転を強いられたりするようなもので、エネルギーを無駄に消費している状態と言えます。庫内全体が均一に効率よく冷えることが、コンプレッサーの負担を減らし、ひいては電気代の節約につながるのです。

理由②:ドアの開閉時間が長くなる

冷蔵庫に物が詰め込まれていると、どこに何があるか把握しづらくなります。その結果、食材を探すのに時間がかかり、冷蔵庫のドアを開けている時間が長くなってしまいます。

どこに何があるか分かりにくく、探す時間が増える

「あれ、バターどこに置いたっけ?」「この調味料、まだ残ってたかな?」冷蔵庫の中がごちゃごちゃしていると、必要なものをすぐに見つけることができません。奥の方に追いやられた食材や、他の物に隠れてしまった食材を探すために、無駄な時間を費やしてしまいます。この探している間、冷蔵庫のドアは開けっ放しになっています。

開閉時間が長いと庫内温度が上昇し、再冷却に電力を消費

冷蔵庫のドアが開いている間、外の暖かい空気がどんどん庫内に入り込んできます。当然、庫内の温度は上昇します。特に夏場など外気温が高い時期は、この影響はさらに大きくなります。庫内温度が設定温度よりも高くなると、冷蔵庫は再び温度を下げるために、コンプレッサーを稼働させて冷やし直さなければなりません。ドアを開けている時間が長ければ長いほど、庫内に入り込む外気の量が増え、温度上昇も大きくなるため、再冷却にかかる電力も増加します。

また、ドアの開閉回数自体が増えることも電気代の増加につながりますが、物が詰め込まれていて探し物をする時間が長くなると、「1回の開閉あたりの電力消費」が跳ね上がってしまいます。冷蔵庫のドアを開けるたびに、それまで冷やしていたエネルギーの一部が無駄になってしまうと考えれば、いかにドアの開閉時間短縮が重要か理解できるでしょう。冷蔵庫の中身が整理整頓されていて、どこに何があるか一目瞭然であれば、探す時間は大幅に短縮され、庫内温度の上昇を最小限に抑えることができます。これは、再冷却に必要な電力を減らし、電気代の節約に直結します。

理由③:食材が傷みやすくなり、無駄が増える

冷蔵庫の詰め込みすぎは、単に電気代を上げるだけでなく、食材の劣化を早め、結果的に家計に負担をかけることにもつながります。

冷えムラによる食材の劣化

前述したように、物がぎっしり詰まっていると冷気が庫内全体に行き渡らず、温度ムラが発生します。特定の場所だけ冷えが悪くなると、そこに置かれた食材は傷みやすくなります。例えば、賞味期限が近いのに冷えが甘い場所に置いてしまったために、予定よりも早くダメになってしまう、といったケースです。

食材ロス → 無駄な買い物 → 結果的にコスト増

傷んでしまった食材は、食べられずに捨てられてしまうことになります。これは「食材ロス」と呼ばれ、食料資源の無駄であると同時に、購入費用が無駄になったことを意味します。さらに、ダメになった食材の代わりに新しく同じものを買い直すことになれば、無駄な出費が増えてしまいます。

冷蔵庫に物が詰め込まれていると、奥の方に何があるか分からなくなり、買ったことすら忘れてしまう「食品の迷子」が発生しやすくなります。気づいた時には賞味期限が切れていたり、見るも無残な状態になっていたりすることも。これもまた、食材ロスと無駄な出費につながります。

冷蔵庫の詰め込みすぎが引き起こす冷えムラや食品の迷子は、食材の劣化を早め、結果的に家計から無駄なコストが出ていく悪循環を生み出します。電気代の節約はもちろんのこと、食材を最後まで美味しく使い切るためにも、冷蔵庫の中を適正な状態に保つことは非常に重要なのです。これは、単に冷蔵庫の使い方を見直すだけでなく、日々の買い物や献立計画にも良い影響を与え、より賢く効率的な食生活を送るための一歩となります。

電気代を抑える冷蔵庫の収納術とは?

冷蔵庫の詰め込みすぎが電気代を上げる原因であることが分かりました。それでは、どのように冷蔵庫を整理すれば、電気代の節約につながるのでしょうか?ここでは、今日から実践できる効果的な収納術をご紹介します。

理想は「庫内の7割収納」

電気代節約と使いやすさの両立のために、まず目指したいのが「庫内の7割収納」です。

冷気が回る最適な詰め方の目安

「7割収納」とは、冷蔵庫の容量に対して、中身が約7割程度に収まっている状態を指します。なぜ7割が良いかというと、このくらいの余裕があれば、庫内で冷気がスムーズに循環するスペースを十分に確保できるからです。残りの3割が空間として開いていることで、冷たい空気が庫内全体に行き渡りやすくなり、温度ムラを防ぎ、冷蔵庫の冷却効率を高めることができます。

逆に、物がぎっしり詰まった「10割収納」やそれ以上の状態では、冷気の通り道がなくなり、冷却効率が著しく低下してしまいます。また、物が少なすぎる「2~3割収納」なども、空間が多すぎて逆に冷えすぎてしまう場所ができたり、開閉時に外気が入り込みやすくなったりと、効率が良いとは言えません。

具体的なイメージ(図解や写真があると◎)

例えば、冷蔵庫の棚板1枚につき、物が占めるのは面積の7割程度を目安にします。奥までぎっしり詰め込むのではなく、手前に少し空間を空けるように意識すると良いでしょう。また、ドアポケットもパンパンにするのではなく、飲み物や調味料を並べたときに、それぞれの間に少し隙間ができるように収納します。引き出し式の野菜室や冷凍庫も同様で、上にまだ積み重ねられる余裕がある状態が理想です。

(※ブログ記事であれば、ここで「良い例」と「悪い例」の冷蔵庫の収納状態を比較したイラストや写真があると、読者はより具体的にイメージしやすくなります。)

この「7割収納」を意識することで、冷気の循環が改善され、コンプレッサーの無駄な稼働を減らすことができます。これは、電気代の節約に直接つながるだけでなく、庫内全体が均一に冷えることで食材も傷みにくくなるというメリットもあります。最初は難しく感じるかもしれませんが、徐々に慣れていくことで、この7割収納がベストな状態であると実感できるはずです。

冷蔵庫の中をゾーンで分ける

冷蔵庫の中を使いやすく整理するためには、「ゾーン分け」が非常に有効です。入れる物の種類ごとに定位置を決めることで、どこに何があるかが一目で分かるようになり、食材を探す時間を大幅に短縮できます。これは、ドアの開閉時間を減らし、電気代を節約することに直結します。

「上段=調味料、中段=常備菜、下段=生鮮品」など

ゾーン分けの例としては、以下のようなものが考えられます。ご自身の冷蔵庫の構造や、よく使う食材の種類に合わせて、最適なゾーン分けを見つけてみてください。

  • 最上段: あまり頻繁に出し入れしないもの、軽いもの。例えば、ジャムや漬物、乾物(開封後の海苔など)、高さのない調味料など。
  • 中段: 比較的よく使うもの、作り置きの常備菜や残り物など。タッパーに入れたおかずや、開封後の乳製品など。
  • 下段: 傷みやすい生鮮食品。肉や魚(パックのまま)、豆腐、こんにゃくなど。トレーなどを活用して汁漏れ対策をするとさらに良いでしょう。
  • チルド室: 肉や魚の生もの、加工品など、特に低温で保存したいもの。ヨーグルトやチーズなどもここに置くと長持ちしやすい場合があります。
  • 野菜室: 葉物野菜、根菜、果物など。野菜の種類に合わせて立てて収納したり、新聞紙で包んだりすると鮮度を保ちやすくなります。
  • ドアポケット: 開閉の多い場所なので、温度変化に強いもの。飲み物、ドレッシング、ケチャップやマヨネーズなどのチューブ類、卵など。

見やすく出し入れしやすい配置

ゾーン分けを行う際は、「見やすさ」と「出し入れのしやすさ」を意識することが大切です。

  • 手前によく使うものを置く: 賞味期限が近いものや、頻繁に使うものは手前に置くようにします。
  • 立てて収納する: ボトル類やチューブ類は立てて収納すると倒れにくく、スペースも有効活用できます。書類ケースなどを活用するのもおすすめです。
  • 似た者同士をまとめる: 調味料は調味料で、乳製品は乳製品でというように、種類ごとにまとめて収納すると、探す手間が省けます。
  • 高さに合わせて調整: 棚板の高さを調節できる場合は、収納する物の高さに合わせて調整することで、デッドスペースを減らせます。

ゾーン分けを習慣にすることで、冷蔵庫を開けた瞬間にどこに何があるか把握できるようになり、無駄な開閉時間を減らすことができます。また、食品の迷子を防ぎ、食材ロスを減らす効果も期待できます。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、一度仕組みを作ってしまえば、日々の冷蔵庫の管理が格段に楽になります。

100均・無印で使える収納グッズを活用

冷蔵庫の中を効率よく整理し、ゾーン分けを実践するためには、便利な収納グッズの活用が欠かせません。高価な専用品でなくても、身近な100円ショップや無印良品などで手に入るアイテムが、冷蔵庫収納に大活躍してくれます。

小分けトレー、仕切りケース、ラベルなど

冷蔵庫収納に役立つ代表的なグッズとしては、以下のようなものがあります。

  • 小分けトレー: 細かい調味料のボトルやチューブ類、使いかけの食材などをまとめておくのに便利です。奥に追いやられがちなものを手前に引き出して確認しやすくなります。
  • 仕切りケース: ドアポケットの中でボトル類が倒れてしまわないように仕切ったり、引き出しの中で種類ごとに食材を分けたりするのに役立ちます。
  • 書類ケース/ファイルボックス: ドアポケットや棚の上段などで、パックの飲み物や袋麺などを立てて収納するのに使えます。見た目もスッキリします。
  • 密閉容器/保存容器: 作り置きのおかずや残り物を保存するのに必須です。重ねて収納できるタイプを選ぶと、スペースを有効活用できます。透明な容器を選ぶと中身が見えやすく、食品の迷子を防ぎやすくなります。
  • キッチンクリップ: 開封後の袋入り食品(乾物、スナック菓子など)をクリップで閉じ、立てて収納するのに使えます。
  • ラベル: トレーや容器に中身の名前や開封日などを書いて貼っておくと、さらに分かりやすくなり、賞味期限切れを防ぐのに役立ちます。マスキングテープに油性ペンで手書きするだけでも十分です。

実例とおすすめ商品を紹介

例えば、100円ショップでは、プラスチック製の様々なサイズのトレーやケースが豊富に手に入ります。冷蔵庫の棚の奥行きや幅に合わせて選ぶことができます。無印良品の「ポリプロピレン整理ボックス」シリーズはサイズ展開が豊富で、冷蔵庫内の様々な場所に合わせて使いやすいと人気です。半透明なので中身もぼんやりと確認できます。「ファイルボックス」もドアポケットや棚での立てる収納に便利です。

これらの収納グッズを上手に活用することで、冷蔵庫の中を「ただ物を置く場所」から「整理された使いやすい空間」に変えることができます。空間を有効活用しつつ、冷気の通り道を確保しやすくなるため、電気代節約にも貢献します。また、どこに何があるか把握しやすくなることで、無駄な二重買いを防いだり、食材を無駄なく使い切ったりすることにもつながります。

(※ブログ記事であれば、ここで実際にこれらのグッズを使って冷蔵庫収納を改善したビフォー&アフターの写真や、具体的な商品のリンクなどを掲載すると、読者の実践意欲が高まります。)

冷蔵庫の節電テクニックも覚えておこう!

冷蔵庫の収納を見直すこと以外にも、電気代を節約するための様々なテクニックがあります。日々のちょっとした工夫で、無駄な電力消費を抑えることができます。ここでは、今すぐ始められる冷蔵庫の節電テクニックをご紹介します。

設定温度を見直す

冷蔵庫には、庫内温度を調節する機能が付いています。この設定を見直すことで、消費電力を抑えることができます。

冬場や寒冷地では「弱」で十分な場合も

冷蔵庫の設定温度は、「強」「中」「弱」や、具体的な温度で設定できるタイプがあります。一般的に、設定温度を低くする(強く冷やす)ほど、多くの電力を消費します。

JIS規格では、冷蔵室の設定温度は通常「強」で0~3℃、「中」で約4~6℃、「弱」で約7~10℃を目安としています。食品の保存には通常「中」設定で十分なことが多いです。特に、冬場など外気温が低い時期や、住宅全体が寒冷な地域に住んでいる場合、庫内温度は外気温の影響を受けやすいため、「中」や「弱」設定でも十分な冷却能力が得られることがあります。

設定温度を「中」から「弱」に1段階上げるだけでも、消費電力を削減できる可能性があります。ただし、食品の安全性も重要ですので、設定温度を下げすぎると食品が傷んでしまうリスクがあります。庫内温度計などを活用して、食品の保存に適した温度が保たれているか確認しながら、最適な設定温度を見つけるようにしましょう。頻繁に開閉する場合や、夏場など外気温が高い時期は、「中」や必要に応じて「強」に設定するなど、季節や状況に合わせて調整することも大切です。

ドアの開閉回数を減らす

冷蔵庫のドアを開閉するたびに、冷たい空気が外に逃げ、暖かい空気が庫内に入り込みます。これにより、庫内温度が上昇し、再び冷やすために電力を消費します。ドアの開閉回数と時間を減らすことが、電気代節約の重要なポイントです。

献立を決めてから開ける

冷蔵庫を開ける前に、「何を取り出すか」を具体的に決めておく習慣をつけましょう。なんとなく開けて中を眺めたり、「何か食べられるものないかな?」と探し物をしたりするのをやめるだけで、開けている時間を短縮できます。

家族で「まとめて出す・まとめてしまう」習慣

家族みんなで協力して、冷蔵庫の開閉回数を減らすことも効果的です。例えば、食事の準備や片付けの際に、必要なものを一度にまとめて取り出す、あるいは、食べ終わった後の残り物や飲み物などをまとめて庫内に戻す、といった習慣をつけるように家族で話し合ってみましょう。

冷蔵庫の中に何が入っているかを把握しておくことも、無駄な開閉を減らすことにつながります。定期的に中身を確認し、買い物リストを作る際に冷蔵庫の中をチェックする癖をつけると良いでしょう。

ドアの開閉回数や時間を減らすことは、庫内温度の安定に繋がり、冷蔵庫が再冷却に使う電力を削減できます。これは、日々の積み重ねで確実に電気代の節約に繋がるテクニックです。

冷蔵庫の周囲スペースにも注意

冷蔵庫の設置場所も、電気代に影響を与えます。冷蔵庫は運転中に本体から熱を放出しており、この熱を効率よく逃がせるかどうかが、冷却効率に関わってきます。

壁との間に5cm以上あけて放熱効率UP

冷蔵庫の背面や側面に放熱スペースが必要です。取扱説明書には、必要な壁との距離が記載されていますが、一般的には壁から5cm以上の隙間をあけることが推奨されています。壁にぴったりくっつけて設置すると、熱がこもりやすくなり、冷蔵庫は庫内を冷やすためにより多くのエネルギーを消費しなければなりません。適切なスペースを確保することで、放熱効率が向上し、無駄な電力消費を抑えることができます。

上に物を置くと放熱効率が悪化することも解説

冷蔵庫の上部も、機種によっては放熱スペースとなっている場合があります。取扱説明書を確認し、上に物を置いても問題ないか確認しましょう。放熱スペースの上に物を置いてしまうと、熱がこもりやすくなり、冷却効率が悪化し、結果的に電気代が高くなる可能性があります。

また、直射日光が当たる場所や、ガスコンロなどの熱源の近くに設置するのも避けるべきです。周囲の温度が高いと、庫内を冷やすためにより多くの電力が必要になります。設置場所を変えるのが難しい場合でも、カーテンなどで直射日光を防いだり、熱源からの距離をできるだけ離したりするなどの対策を検討しましょう。

適切な設置場所と周囲のスペース確保は、冷蔵庫本来の性能を発揮させ、効率的に運転させるために非常に重要です。見落としがちなポイントですが、一度確認して改善するだけで、継続的な節電効果が期待できます。

まとめ:正しい収納と使い方で、冷蔵庫の電気代は節約できる!

本記事では、冷蔵庫に物を詰め込みすぎることが電気代を高くする原因であること、そして電気代を節約するための具体的な収納術と節電テクニックについて詳しく解説しました。

冷蔵庫の詰め込みすぎは“見えない出費”を招く

冷蔵庫の詰め込みすぎは、冷気の循環を妨げ、ドアの開閉時間を長くし、食材ロスを招くなど、様々な形で無駄な電力消費や家計の負担につながります。これは、目には見えにくい「隠れた出費」と言えるでしょう。日々の積み重ねによって、その差は無視できない金額になります。

「収納7割+冷気循環+節電意識」で年数千円レベルの節約も

しかし、安心してください。正しい知識を持って冷蔵庫の使い方を見直すことで、これらの無駄を減らし、電気代を効果的に節約することが可能です。

  • 収納は「7割」を目安に: 冷気の通り道を確保し、冷却効率を高めます。
  • ゾーン分けで整理整頓: どこに何があるか分かりやすくし、ドアの開閉時間を短縮します。
  • 収納グッズを賢く活用: さらに使いやすく、整理しやすい庫内環境を作ります。
  • 設定温度を見直す: 季節や状況に合わせて最適な温度設定にします。
  • ドアの開閉は最小限に: 開ける前に中身を確認し、まとめて出し入れする習慣をつけます。
  • 設置場所と周囲のスペースを確認: 放熱効率を高め、冷蔵庫の負担を減らします。

これらのポイントを意識して実践することで、冷蔵庫の電気代を年間数千円、場合によってはそれ以上節約できる可能性も十分にあります。

今すぐできる改善ポイントを1つでも始めてみよう

一度に全てを変えるのは難しく感じるかもしれません。しかし、まずは「庫内を7割にするために不要なものを出す」「よく使うものを手前に置く」「ドアを開ける前に何を取るか決める」など、今日からできる小さな一歩から始めてみてください。

冷蔵庫の中が整理整頓され、電気代も節約できるという良いサイクルが生まれるはずです。賢く冷蔵庫を使って、快適で経済的な生活を目指しましょう!

🔁 おまけ(よくある質問)

ここでは、冷蔵庫の収納や使い方に関するよくある疑問にお答えします。

Q. 詰めすぎじゃなければパンパンでもOK?

「詰めすぎ」の定義は曖昧ですが、本記事で解説した「7割収納」は、冷気の循環を最適化するための目安です。7割を超えて「パンパン」に近い状態でも、物の配置によっては冷気の通り道が確保できている場合もあります。しかし、一般的には物が密集しているほど冷気は流れにくくなります。

重要なのは、庫内全体に冷気が行き渡り、温度ムラがない状態を保つことです。物がぎっしり詰まっていても、個々の間に隙間があり、空気の通り道が確保されていれば、ある程度の冷却効率は保たれるかもしれません。

しかし、物がパンパンだと、

  • 探すのに時間がかかり、ドア開閉時間が長くなる
  • 奥の物が見えにくく、食品ロスにつながりやすい

といったデメリットが生じやすくなります。電気代節約だけでなく、使いやすさや食品ロス削減のためにも、やはりある程度の空間(理想は7割収納)を設けることをおすすめします。どうしても物がパンパンになってしまう場合は、一度賞味期限切れのものを処分したり、買い物量を調整したりするなど、根本的な対策も検討してみましょう。

Q. チルド室・野菜室も同じように考えていい?

冷蔵室と同じように、チルド室や野菜室も物を詰め込みすぎない方が効率的です。

  • チルド室: 肉や魚など傷みやすいものを入れる場所ですが、ここも物がぎっしりだと冷気が均一に行き渡らず、一部が十分に冷えない可能性があります。適度な隙間を空けて、空気が流れるように収納しましょう。
  • 野菜室: 葉物野菜などを立てて収納したり、根菜と分けたりすることで、通気性を確保しやすくなります。新聞紙で包むなどの工夫も通気性を保つのに役立ちます。野菜同士が密着しすぎると、傷みやすくなることもあります。

それぞれの部屋の特性に合わせて、冷気が通りやすいように、また湿度や温度が適切に保たれるように収納することが大切です。特に野菜室は湿度が高めに設定されていることが多いので、通気性は重要です。

Q. 夏と冬で収納方法は変えるべき?

基本的な収納方法(7割収納、ゾーン分けなど)は、季節に関わらず同じで問題ありません。ただし、以下の点に注意すると、より季節に合わせた節電につながります。

  • 夏場: 外気温が高いため、庫内温度が上昇しやすくなります。ドアの開閉は特に短時間で済ませるように心がけ、熱いものをそのまま入れないように注意が必要です。設定温度は「中」や「強」に調整が必要になる場合もあります。庫内がすぐに温まってしまうため、冷気の循環を妨げないように、夏場こそ「7割収納」をより意識することが重要です。
  • 冬場: 外気温が低いため、設定温度を「弱」にしても十分に冷える場合があります。庫内温度計で確認しながら、設定温度を下げてみることで節電効果が期待できます。ただし、暖房などで室内が暖かい場合は、夏場と同様に注意が必要です。

また、年末年始など一時的に冷蔵庫の中身が増える時期もありますが、可能な範囲で「詰め込みすぎない」工夫をすることをおすすめします。一時的なら仕方ない部分もありますが、恒常的にパンパンな状態は避けたいところです。

季節や室温、冷蔵庫の中身の量に合わせて、設定温度や開閉頻度などを調整することで、より効率的に冷蔵庫を使うことができます。

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