【災害時】離れた家族が無事にいますように。都内の帰宅困難者向け一時滞在施設と安否確認の方法

災害時に開設された一時滞在施設の内部。アニメ調のイラスト。広いホールに簡易ベッドが整然と並べられ、会社員や家族連れなど多くの人々が休息している。青いベストを着たボランティアが毛布や水を配っており、壁際には携帯電話を充電するための電源コーナーも設置されている。全体的に落ち着いており、安全で支援が行き届いている様子が描かれている。 緊急時対策

大きな地震や台風、記録的な大雪。

もし、そんな災害が起きた時に、あなたの大切なご家族が、あなたのいない場所にいたら。

「夫は会社から帰れるだろうか…」 「子どもは渋谷や新宿で友達と遊んでいる頃なのに、無事だろうか…」

きっと、スマホを握りしめ、ニュース速報が流れるたびに胸が締め付けられるような、いてもたってもいられない気持ちになりますよね。

私自身も、子供を持つ親として、そのお気持ちは痛いほど分かります。

しかし、そんなパニックになりそうな時だからこそ、私たち保護者が冷静になることが、家族の安全を守る最大の鍵になります。

無理な移動は、火災や建物の倒壊といった二次災害に巻き込まれる危険性を高めてしまいます。

この記事では、万が一の事態に、都内で帰宅困難になってしまったご家族が安全に待機できる「一時滞在施設」の情報と、命をつなぐ「安否確認の方法」を、同じ子を持つ親の視点から、一つひとつ丁寧に、そして何よりも分かりやすくまとめました。

この記事を最後まで読んでいただくことで、あなたはパニックになることなく、離れたご家族に「どこで」「どう行動すれば安全か」を具体的に伝えられるようになります。

大切なご家族の命を守るための「お守り」として、ぜひ、この記事の情報を活用してください。


  1. まず落ち着いて!災害時に家族と離れたら「むやみに動かない」が鉄則です
    1. なぜ無理に帰宅してはいけないの?二次災害と救助活動の妨げに
    2. 意外と知らない?「一時滞在施設」と「避難所」は違います
  2. 【公式情報】ご家族に伝えて!都内で「一時滞在施設」を探す方法
    1. 一番確実!「東京都防災マップ」で現在地から探すのがおすすめ
      1. 【スマホ画面を見ている家族に伝えるための使い方ガイド】
    2. 主要駅(新宿・渋谷・池袋・東京駅)周辺の施設はどこ?
    3. お子さんでも分かる!コンビニなどが目印の「災害時帰宅支援ステーション」
  3. 施設では何が提供されるの?受けられる支援と現実的な注意点
    1. 提供が期待できるもの:安全な場所と最低限のライフライン
    2. 状況により提供されるもの:充電サービスや通信環境
    3. 注意点:食料や毛布の備蓄は十分ではない場合も
  4. いざという時のために。家族で決めておきたい安否確認の方法とルール
    1. 【行動判断フローチャート】落ち着いて行動するために
    2. 電話が繋がらない時に試したい「災害用伝言サービス」
      1. ①災害用伝言ダイヤル(171)
      2. ②災害用伝言板(web171)と各キャリアのサービス
    3. LINEやX(旧Twitter)などSNSの賢い活用法
    4. 【一番大事なこと】連絡がつかなくても焦らない。家族で決める「信じて待つ」ルール
  5. まとめ:今日からできることが、未来の家族を守る

まず落ち着いて!災害時に家族と離れたら「むやみに動かない」が鉄則です

災害発生時、家族と離れていると、一刻も早く合流したい、家に帰ってきてほしいと願うのは当然の心理です。

しかし、まずお伝えしたい最も重要な結論は、「むやみに移動を開始しない、させない」ということです。

これは、東京都などが強く呼びかけている、災害時の基本行動原則です。

「一斉帰宅の抑制」 事業者等には、従業員の一斉帰宅の抑制に協力する責務があります。また、都民の皆さんにも、むやみに移動を開始しないよう、ご協力をお願いします。 (出典:東京都防災ホームページ)

この原則は、あなたと、あなたの大切なご家族の命を守るために、絶対に覚えておいてほしいことです。

なぜ無理に帰宅してはいけないの?二次災害と救助活動の妨げに

「でも、どうして帰ってきちゃいけないの?」 「歩いてでも帰ってきてほしい」

そう思う気持ちも、よく分かります。 しかし、大規模災害時の都心部は、私たちが想像する以上に危険な状況になっています。

  • 火災の延焼・倒壊の危険 地震によって同時多発的に火災が発生し、道路が炎の壁になることがあります。耐震基準を満たしていても、古い建物や看板が倒壊し、道を塞ぐ危険も考えられます。
  • 群集雪崩(ぐんしゅうなだれ)の恐怖 駅やターミナルに大勢の人が殺到し、将棋倒しになる事故です。一人ひとりは冷静でも、密集した集団がパニックに陥ると、自分の意思とは関係なく命の危険に晒されます。
  • デマによる混乱 SNSなどでは「〇〇の道が安全らしい」といった真偽不明の情報が拡散しがちです。その情報を信じて大勢の人が移動し、かえって危険な状況に陥るケースも想定されます。
  • 救助・消火活動の妨げ これが非常に重要な点です。本来、道路は消防車や救急車、人命救助に向かう部隊が通るための「命の道」です。帰宅しようとする人々で道路が埋め尽くされてしまうと、本当に助けを必要としている人の元へ、救助の手が届かなくなってしまいます。

家族を想うあなたの「帰ってきて」という気持ちが、結果的に街全体の救助活動を遅らせ、より多くの危険を生む可能性があるのです。

だからこそ、「安全な場所で待機する」ことが、自分自身の安全を守り、ひいては社会全体の安全を守ることに繋がります。

意外と知らない?「一時滞在施設」と「避難所」は違います

「じゃあ、どこで待機すればいいの?近くの小学校に行けばいいの?」

ここで、多くの方が混同しがちな二つの施設について、明確に区別しておく必要があります。それが「一時滞在施設」「(指定)避難所」です。

この二つは、目的も対象者も全く異なります。

一時滞在施設(指定)避難所
対象となる人電車が止まるなどして帰宅できなくなった「帰宅困難者」地震や水害で家が壊れたり浸水したりして、自宅に住めなくなった住民
主な目的安全が確認されるまで一時的に待機・休憩する一定の期間、避難生活を送る
主な場所都の施設、民間企業のオフィスビル、大学など地域の小中学校の体育館や公民館など
管轄主に東京都主に各区市町村

もし、ご家族が会社のオフィスや学校など、安全な屋内にいるのであれば、原則はその場に留まるのが一番です。

しかし、外出先や駅周辺で被災し、行くあてがない場合に頼りになるのが「一時滞在施設」なのです。

自宅が安全な方が、地域の小中学校(指定避難所)に行っても、基本的には受け入れの対象とはなりません。

この違いを理解し、ご家族に「あなたが向かうべきは一時滞在施設だよ」と正しく伝えることが、混乱を防ぐ第一歩です。


【公式情報】ご家族に伝えて!都内で「一時滞在施設」を探す方法

「一時滞在施設が大事なのは分かった。でも、どうやって探せばいいの?」

その疑問にお答えします。 最も確実で、信頼できる探し方は、東京都が提供している公式の情報を利用することです。

デマに惑わされないためにも、必ず公式サイトや公式アプリを使いましょう。

一番確実!「東京都防災マップ」で現在地から探すのがおすすめ

結論から言うと、「東京都防災マップ」をスマホで開くのが最も早くて確実です。

このマップは、あなたのスマホのGPS機能と連動して、今いる場所の周辺にある一時滞在施設や、その他の防災施設を地図上に表示してくれます。

▼東京都防災マップ https://map.bosai.metro.tokyo.lg.jp/

ぜひ、このページを今すぐブックマークして、ご家族のスマホにも登録してもらうように伝えてください。

【スマホ画面を見ている家族に伝えるための使い方ガイド】

いざという時、混乱している家族に電話で使い方を説明する場面を想定してみましょう。 以下の手順で伝えれば、分かりやすいはずです。

STEP 1:マップを開いて「一時滞在施設」を選ぶ

  1. まず、上記のリンクから「東京都防災マップ」を開く。
  2. 画面の左側(スマホだと下や横にあるメニューアイコン)に「防災施設」という項目があるので、そこをタップ。
  3. 施設の一覧が出てくるので、「一時滞在施設」にチェックを入れる。(他のチェックは外すと見やすいです)

STEP 2:現在地から探す

  1. マップ画面にある「現在地」ボタン(方位磁石のようなマーク)をタップ。
  2. スマホのGPS機能がONになっていれば、自分の今いる場所に地図が移動します。
  3. 地図上に、受け入れ可能な一時滞在施設のマークが表示されます。

STEP 3:施設の情報を見る

  1. 地図上の施設のマークをタップする。
  2. 施設の名前、住所、そして「受入状況(開設中/閉鎖中など)」が表示されます。
  3. 必ず「開設中」になっていることを確認してから、その施設に向かうように伝えましょう。

このマップの素晴らしい点は、オフラインでの利用にも対応していることです。 事前にマップデータをダウンロードしておけば、通信障害が発生してインターネットに繋がらない状況でも、地図を表示させることができます。

【ご家族へのアドバイス】 「もしもし、落ち着いて聞いて。まず、スマホで『東京都防災マップ』って検索して。開いたら、一時滞在施設にチェックを入れて、現在地ボタンを押すの。そうすると周りの施設が見えるから、一番近くて『開設中』になってる場所の名前を教えてくれる?」

このように、具体的に指示してあげることが、パニック状態の家族を安心させることに繋がります。

主要駅(新宿・渋谷・池袋・東京駅)周辺の施設はどこ?

ご家族が、特に大きなターミナル駅の近くにいる可能性も高いでしょう。 ここでは、東京都が協定を結んでいる一時滞在施設の例をいくつかご紹介します。

※注意: 以下の施設はあくまで協定先の一例です。災害時に必ず開設されるとは限りません。最終的には必ず「東京都防災マップ」で開設状況を確認してください。

  • 新宿駅周辺の例
    • 東京都庁
    • 新宿NSビル
    • 工学院大学
    • 新宿センタービル
    • (その他多数)
  • 渋谷駅周辺の例
    • 渋谷ヒカリエ
    • 青山学院大学
    • 國學院大學
    • (その他多数)
  • 池袋駅周辺の例
    • サンシャインシティ
    • 立教大学
    • 帝京平成大学
    • (その他多数)
  • 東京駅・有楽町駅周辺の例
    • 東京国際フォーラム
    • 明治大学
    • 東京交通会館
    • (その他多数)

このように、大学のキャンパスや、多くの人が知っているランドマーク的なビルが、一時滞在施設としての役割を担うことになっています。

「〇〇大学の体育館が開いてるみたいだから、そこに向かって」 「あの大きなガラス張りのビル、国際フォーラムが受け入れてくれるって」

と、具体的な目標を伝えてあげることで、土地勘のない場所でも行動しやすくなります。

お子さんでも分かる!コンビニなどが目印の「災害時帰宅支援ステーション」

もし、ご家族が中学生や高校生で、一人で行動している場合。 いきなり「一時滞在施設を探して」と言っても、ハードルが高いかもしれません。

そんな時に、もっと分かりやすい目印があります。 それが「災害時帰宅支援ステーション」です。

これは、都内のコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、ファミリーレストランなどが、東京都との協定に基づき、帰宅困難者への支援を行ってくれる場所です。

▼災害時帰宅支援ステーションのステッカー (ここに、緑色のステッカーのイラストや説明を入れるイメージ) 「災害時には帰宅困難者を支援します」と書かれた、緑色のステッカーがお店の入口などに貼られています。

このステーションで受けられる支援は、主に以下の3つです。

  1. 水道水の提供
  2. トイレの使用
  3. 道路情報やラジオからの災害情報の提供

休憩や宿泊ができるわけではありませんが、まずは一息ついて、正確な情報を得て、トイレを借りられるだけでも、心身ともに大きく救われます。

「もし困ったら、コンビニを探して。緑色の『災害時支援』って書いてあるステッカーが貼ってあるお店があったら、そこで助けてもらえるからね」

お子さんには、このように伝えておくだけで、いざという時の安心感が全く違います。


施設では何が提供されるの?受けられる支援と現実的な注意点

「一時滞在施設に行けば、とりあえず安心ってことね」

はい、その通りです。安全な屋内で待機できることは、何よりの安心材料です。 しかし、その一方で「ホテル並みのサービスが受けられる」と過度な期待をしてしまうと、現実とのギャップに戸惑うかもしれません。

ご家族に正確な情報を伝えるためにも、施設で「できること」と「できないこと」を、ここで整理しておきましょう。

提供が期待できるもの:安全な場所と最低限のライフライン

一時滞在施設の第一の目的は、帰宅困難者を危険から守り、安全に待機させることです。 そのため、以下の支援は基本的に提供されると考えてよいでしょう。

  • 安全な屋内スペースの提供 → 雨風や落下物から身を守れる、最も重要な支援です。
  • 水道水・トイレの提供 → 生理現象を我慢せずに済むことは、心身の健康維持に不可欠です。
  • 災害に関する情報の提供 → テレビやラジオ、自治体からの公式情報が提供され、今後の見通しなどを知ることができます。

状況により提供されるもの:充電サービスや通信環境

現代の災害時において、スマホは命綱とも言える情報ツールです。 その重要性は施設側も認識しており、可能な範囲で電源やWi-Fiの提供が進められています。

  • 携帯電話の充電サービス → 電源タップを解放してくれる施設が増えています。ただし、希望者が殺到するため、譲り合っての使用が前提となります。モバイルバッテリーを持参していることが理想です。
  • 公衆無線LAN(無料Wi-Fi)の開放「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」という、大規模災害時に誰でも無料で使えるWi-Fiサービスが開放されることがあります。パスワード不要で接続できるため、非常に便利です。

「もしWi-Fiが飛んでたら、『00000JAPAN』って名前のを探してみて」と伝えてあげると良いでしょう。

注意点:食料や毛布の備蓄は十分ではない場合も

ここで、最も重要な注意点です。

一時滞在施設は、あくまで「一時的な待機場所」です。 長期間の避難生活を想定した「避難所」とは異なり、食料や毛布、医薬品などの備蓄は、必ずしも十分ではありません。

  • 食料・飲料: 基本的には自己確保が原則です。何か少しでもお腹に入れられるもの(チョコレート、カロリーメイト、飴など)をカバンに入れておく習慣が、いざという時に役立ちます。
  • 毛布・防寒具: 特に冬場は、施設の暖房が十分に機能しない可能性も考えられます。薄手のブランケットや、体を温めるカイロなどがあると安心です。
  • 医薬品: 常備薬はもちろん、簡単な救急セット(絆創膏、消毒液など)は自分で用意しておく必要があります。

「施設に行けば何とかなる」と考えるのではなく、「安全な場所を借りる」という意識が大切です。 日頃から、ご家族が持ち歩くカバンの中に、小さな「防災ポーチ」を入れておくことを強くお勧めします。


いざという時のために。家族で決めておきたい安否確認の方法とルール

ここまで、安全な待機場所について解説してきました。 しかし、保護者として最も気になるのは、やはり「家族の安否」ですよね。

災害時は、電話回線が輻輳(ふくそう)し、ほとんど繋がらなくなります。 「電話が繋がらない=何かあったのでは…」と不安が募りますが、そうなる前に、家族で安否確認の方法を複数決めておくことが、心の安定剤になります。

【行動判断フローチャート】落ち着いて行動するために

まず、いざという時にどう動くべきか、頭の中を整理するための簡単なフローチャートをご紹介します。 これを家族で共有しておくだけでも、冷静な行動に繋がります。

【災害発生!家族と離ればなれ…どう動く?】

STEP 1: まずは自分の安全確保!
  ↓
  (頭を守り、揺れが収まるまで動かない)
  ↓
STEP 2: 家族と連絡を試みる
  ↓
  (電話がダメなら、これから紹介する方法を試す)
  ↓
STEP 3: 連絡はついた?
  ├─ YES → ①お互いの無事 ②現在地 ③今後の行動方針 を確認。
  |          「むやみに動かない」を合言葉に、安全な場所での待機を徹底!
  |
  └─ NO  → 焦らない!家族もきっと安全を確保していると信じる。
             決めておいた方法でメッセージを残し、STEP4へ。
  ↓
STEP 4: 安全な待機場所へ移動
  ├─ 職場や学校に留まれる? → 原則、その場に留まる(無理しない)
  └─ 外出先で帰れない? → 「一時滞在施設」を探す(東京都防災マップを活用)

電話が繋がらない時に試したい「災害用伝言サービス」

固定電話や携帯電話が繋がりにくい時に、声の伝言板として機能するのが「災害用伝言サービス」です。

これは、NTTなどが提供する公式なサービスで、震度6弱以上の地震など、大きな災害が発生した際に利用可能になります。

①災害用伝言ダイヤル(171)

  • 使い方(録音)
    1. 171をダイヤル
    2. 音声ガイダンスに従い 1 を押す
    3. 自分の電話番号(家の固定電話など、連絡を取りたい番号)を市外局番から押す
    4. 伝言を30秒以内で録音する
  • 使い方(再生)
    1. 171をダイヤル
    2. 音声ガイダンスに従い 2 を押す
    3. 安否を確認したい相手の電話番号を市外局番から押す
    4. 録音された伝言を再生する

②災害用伝言板(web171)と各キャリアのサービス

スマホやパソコンからは、文字情報で安否を登録・確認できる「災害用伝言板」が便利です。

  • NTT東日本・西日本「災害用伝言板(web171)」 https://www.web171.jp/
  • 各携帯キャリアの災害用伝言板 (docomo、au、SoftBank、楽天モバイルなどがそれぞれ提供)

「電話が繋がらなかったら、まず171に何かメッセージが入ってないか確認する」 「お父さんの携帯番号で、web171を検索してみる」

というように、どの電話番号をキーにして連絡を取り合うか、あらかじめ決めておきましょう。

リンク もっと詳しく知りたい方は、総務省の解説ページが参考になります。総務省 災害用伝言サービス

LINEやX(旧Twitter)などSNSの賢い活用法

今や、最も身近な連絡手段となったSNSも、災害時には強力なツールになります。

  • LINE: 「既読」がつけば、少なくともスマホを操作できる状態にあることが分かり、大きな安心材料になります。「LINE Out」機能を使えば、固定電話に格安で電話をかけることも可能です。
  • X(旧Twitter): 安否情報を発信する際は、「#安否確認」「#救助」といったハッシュタグをつけ、地名(例:#渋谷区)を入れると、検索されやすくなります。 また、公的機関(首相官邸、東京都防災、各区市町村など)のアカウントをフォローしておけば、デマに惑わされず、信頼性の高い情報を得ることができます。

ただし、SNSには注意点もあります。 それは、位置情報などをむやみに公開すると、悪用される危険性があることです。 特に、お子さんが安否情報を発信する際は、「信頼できる友達だけに公開する」「詳細な場所は書かない」などのルールを日頃から教えておくことが重要です。

【一番大事なこと】連絡がつかなくても焦らない。家族で決める「信じて待つ」ルール

最後に、私が最も重要だと考えていることをお伝えします。

それは、「連絡が取れない=危険」とすぐに結びつけないということです。

災害時には、

  • スマホの充電が切れた
  • 通信障害で電波が入らない
  • 避難中でスマホを操作できない など、無事でも連絡が取れない状況はいくらでも考えられます。

そんな時にパニックにならないために、家族で「信じて待つためのルール」を決めておくのです。

▼我が家のルールの例

  • ルール1:連絡がなくても、最初の24時間は「安全な場所にいる」と信じて待つ。 → 互いにパニックにならず、自分の安全確保と情報収集に集中するため。
  • ルール2:安否確認は「災害用伝言ダイヤル(171)」を最優先にする。 → 確認する場所を一つに絞ることで、すれ違いを防ぐ。
  • ルール3:もし、どうしても移動が必要になったら、必ず伝言ダイヤルに行き先を録音する。 → 「〇〇小学校に移動します」という一言があるだけで、安心感が全く違う。
  • ルール4:集合場所は一つに絞らない。「第一候補:〇〇公園」「第二候補:△△中学校」のように複数決めておく。 → 一つの場所が危険になっている可能性も考慮する。

これらのルールは、完璧である必要はありません。 大切なのは、「もしも」の時にお互いを信じられる拠り所を、家族みんなで作っておくことです。

ぜひ、今度の週末にでも、この記事をきっかけにして、ご家族と「うちのルール」を話し合ってみてください。 その時間が、何よりも強力な防災対策になります。


まとめ:今日からできることが、未来の家族を守る

災害時にご家族と離れ離れになってしまった際の、心の持ち方と具体的な行動についてお伝えしてきました。

最後に、大切なポイントをもう一度振り返ります。

  • 結論:むやみに動かない、動かさせない! これが、あなたと家族の命を守る最大の原則です。
  • 理由:二次災害や救助妨害を防ぐため。 安全な場所での待機が、結果的にみんなの安全に繋がります。
  • 具体例:頼るべきは「一時滞在施設」。 「東京都防災マップ」をブックマークし、使い方を家族で共有しておきましょう。コンビニなどの「災害時帰宅支援ステーション」も覚えておくと安心です。
  • 結論:事前の「ルール決め」が家族を救う。 安否確認の方法や、信じて待つためのルールを話し合っておくことが、いざという時のパニックを防ぎ、家族の絆を強くします。

この記事を読んで、「知らなかった」「準備しなきゃ」と感じたかもしれません。 でも、それで大丈夫です。今日、この瞬間から、できることを始めれば良いのです。

まずは、「東京都防災アプリ」をご家族全員のスマホにインストールすることから始めてみませんか? 防災マップはもちろん、いざという時に役立つ情報が満載で、オフラインでも使える非常に優れたアプリです。

▼東京都防災アプリ https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1005744/index.html

災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。 しかし、正しい知識と事前の備えがあれば、その被害を大きく減らすことができます。

この記事が、あなたと、あなたの大切なご家族の「お守り」となり、万が一の時に、冷静な行動をとるための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

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